全日本の観光地へ
久田湾にそそぐ、久田川河川にある対馬藩の御用船を係留した5隻の船だまりのことで、別名お船屋ともいわれる。江戸時代、水辺の藩にはそれぞれ藩の船を格納する施設を設けていたということだが、遺存例が乏しい現在、日本の近世史上とても貴重な遺構となっている。昭和44年には県の記念物にも指定された。
海神神社前の峠を越えると見えてくる谷間に広がる小さな集落。30mを越える絶壁と手入れの行き届いた段々畑のコントラストが鮮やかで美しい。この部落には海辺に「埋め墓」、お寺に「拝み墓」という2つの墓があり、近代まで両墓制の習慣があったことがうかがえる。古い習俗を今に伝える貴重な存在でもある。
営業:入場は自由(夜間不可)
西海岸に面した海神神社を中心とした約86haもの森林はシイ、カシ、ツバキ、タブなどの常緑広葉樹林で、野鳥が生息するにはベストな状態。昭和49年に国設鳥獣保護区に指定され、翌年には「野鳥の森」として、3つの観察路や観察小屋などが整備された。夏季は格好の繁殖地として、数多くの野鳥に出会える。
営業:8時30分〜17時 その他:年中無休
伊佐ノ浦ダムを中心に緑豊かな自然が広がる。公園内には遊歩道が整備され、森林浴や自然散策に最適。バスフィッシングやサイクリング(レンタル可)も楽しめ、展望台からはダムや公園全体が一望できる。湖畔にはキッチンやバス、トイレを完備したホテル並みの設備を誇るコテージがあり、別荘感覚が味わえる。
営業:9時30分〜19時 休業:不定
佐世保独楽は頭が大きくて足が細い「らっきょ型」の形状で、相手の独楽を打ち割って遊ぶ勇壮なけんかこまとして遊ばれていた。今では玩具の他、観賞用の雛こま、端午こまや干支など四季折々の400種類の独楽が製作、展示販売されており、製作過程は見学もできる。価格は525円〜8万4000円と幅広い。
佐世保市内からちょっと足をのばしたところにあるビュースポット。佐世保市周辺に点在する展望台の中ではより近くに九十九島が望め、遊覧船「海王」の姿もハッキリと見えるほど。敷地内は花の名所としても知られ、春は15万株の菜の花、秋も15万株のコスモスが咲き乱れ、家族連れで楽しむ姿が多く見られる。
西彼杵半島と佐世保市を結ぶこの橋は、海面からの高さが43m、全長約316mのアーチ橋だ。歩いて渡ることも可能で、橋の途中には足を止めて景観を楽しめるスペースも設けられている。橋の下は日本三大うず潮で有名な針尾瀬戸になっていて、潮の流れが最大になる旧暦の3月3日前後は春の観潮会が行われる。
営業:8時30分〜17時30分(季節により変動あり) その他:年中無休
西海橋西口に2000年11月オープン。長崎県産の野菜や果物をはじめ長崎港から直送された伊勢海老などピチピチ魚介類が安く手に入るとっておきの市場だ。土日・祝日16時頃からスタートする競りはお客が参加し値段を下げていくという超お得な企画!伊勢エビ1尾2800円〜、蒲鉾などの水産加工品も注目。
営業:9時〜17時(入館〜16時30分) その他:年中無休
広場の中央には40mの高さを誇る黄金色の聖観音がそびえ立ちシンボル的存在。この聖観音を取り巻いて、数々の仏像群や「化石の森」がある。石灰藻がこれだけ集中している所は世界的にも珍しい。また桜1000本、ツツジ4万5000本、コスモス2万株と花の名所でもある。夏期はスライダープールもある。
浜口町の繁華街からちょっと奥まった山手の方に、原爆の爆風で片方を吹き飛ばされた鳥居が原爆当時をそのままに留めた姿で立っているのが一本柱鳥居だ。今はビルに隠れてなかなか見つけにくいが、その姿はやはり空しい。もともと山王神社の参道に立つ鳥居で吹き飛ばされた残骸もすぐ横の路面に置かれている。