秘密尾の氷見神社社叢
氷見神社は、旧鹿野町東部の秘密尾にあり、標高1000m級の中国山地に抱かれており、社叢は、標高515mから山地の斜面に沿って上方に長く伸びていています。本殿のある一帯は標高510〜520m、シイノキを主体とする群落で、クロガネモチ、ヤブニッケイ、シラカシ等を混生します。これより奥の標高600〜700mの地には、ウラジロガシ、ハイノキを主とする群落があり、地表にはヤブコウジやミヤマトベラなどが見られ、標高800〜900mの地には、ブナ、ミズナラを主とする群落があらわれ、地表にはチマキザサが生育します。さらに高いところでは、植生がまばらとなり、アカマツ林が見られ、コバノミツバツツジが混生しています。